【尿路結石症の原因と予防方法】餌(フード)を変えたり水分を飲ませる工夫

猫の病気

「尿路結石という病気にかかった猫の介護や治療方法について知りたい」

「尿路結石を予防できる方法や工夫を知っておきたい」

という猫の飼い主さんに向けて、ここでは実際に飼い猫が尿路結石にかかった経験のある人たちの体験談とアドバイスを紹介します。

生の声なので参考になりやすいかと思います。

1.猫の病気「尿路結石」について

私の猫は2歳になるオスです。野良猫として拾ったあと、そのままうちで飼うことになりました。人なつっこくて性格の落ち着いた猫です。普段は、餌をほしがる時や遊んでほしい時、甘えてくる時などに鳴くのですが、その日は、いつもと鳴き声が違うことに気づきました。そういえば、あまり元気がないなとも思いました。

辛そうに鳴く猫の様子を見て、様子がおかしいと思った私は、早速、動物病院に連れていきました。獣医さんから言われたのは「尿路結石」という病気であることでした。

尿路結石とは、去勢手術をした年齢の若い雄猫が特にかかる病気で、おしっこが通る場所に結石ができる病気です。肥満であることと餌やおやつのやり過ぎが原因であると言われました。可愛さのあまりに甘えて鳴く度にいろいろと与えすぎたことが間違えだったのかもしれません。

治療方法としていくつかのことをしなければならないと言われました。

①1つ目は、餌を変えることです。

市販のものではなく、動物病院からもらう餌か病院が指定した餌を与えなければなりません。

②2つ目は、猫のトイレをいつも清潔にしておくことです。

トイレシーツの交換はもちろん、猫がおしっこした部分の猫砂は、全て取り除かなければなりません。また、トイレ自体を水洗いし、常にきれいにしておく必要があります。

③3つ目は、定期健診です。

発症時は、2週間に1回くらい病院に連れていかなければならず、時間も費用もかかりました。尿路結石になったら、普段よりも猫の行動や猫の飼育環境に気を配らなければならず、病気になる前と比べるととても手間がかかります。

そこで、尿路結石の病気の予防としては、

  1. まず、猫に与えている今の餌の種類と量を見直すことです。量が多すぎないか、低品質の餌をいつも与えていないか、など猫も家族の一人としてその食事を大切にしてほしいです。
  2. また、水分を確実にとれるようにしておくと良いです。
  3. 運動も病気の予防の1つです。ストレス発散だけではなく、運動をしっかり行うことで水分を補給するようになります。
  4. また、トイレをいつもきれいに保つことが必要です。1番、後回しになりがちですが、私達と同じように猫のトイレも清潔にし、気持ちよくトイレができるようにしたいものです。

2.猫の尿路結石症にならないために実施した私の予防策

尿路結石症とは、主に食事などで摂取されるカルシウム、マグネシウムによって石ができ、それが膀胱に溜まり尿道に詰まってしまう病気のことです。

ある日、我が家に1匹の猫を迎え入れました。非常に活発で、たくさん動き回る元気の良い猫です。ところが8ヶ月ほどで去勢後、4ヶ月ほど経ったある日のことでした。

いつもより元気がなく、うなだれている様子で餌もろくに食べません。しばらく様子を観察しているとトイレに向かいます。小刻みに震えてふんばっているように見え、最初は「まさか便秘!?」と思っていました。

便秘なら仕方がないなと思いながら翌日まで様子を見ましたが、一向に元気にならず、ウンチも出ていません。すると、今度はおしっこを床や、ベッドの上などに粗相しはじめました。

「なんで!?いつもはちゃんとトイレでしてるのに!」とその時は思ったのですが、今思えば、膀胱のキャパをオーバーした尿が漏れていたのだと思います。

さすがにおかしいと思い、かかりつけの獣医さんに見てもらったところ、レントゲンを取り診断してもらうと「尿道に石が詰まってます」とあっさりした表情で言われました。

元々猫は水分をあまり取らない生き物なので、石ができやすく、よくあることだそうです。しかしこのまま放置していても自然治癒は見込めないらしく、尿毒症という病気になり死に至るため、手術で石を取り除くことになりました。術後は、石を溶かしやすくする治療用の餌を食べさせること(処方されます)、水分をしっかり取らせること、その為に適度に運動させること。

以上を心がけるように言われました。

また人間の食べるものなど、味の濃いものを与えることはNGだそうです。この時はこれで一件落着しました。

しかし、すぐに二匹目の猫を迎えいれたのですが、去勢後、同じ時期にまったく同じ症状が二匹目の猫にも起こりました。

この時は「これはまさか尿路結石…」と思い、また獣医さんに診ていただくと予想通りでした。同じように処置していただき数ヶ月が経ったある日、また同じ症状が。しかし、手術代も馬鹿になりませんし、病院に連れて行くことにより猫のストレスも大きいです。

どうしたものかと思いトイレで踏ん張っている猫のお腹を優しくマッサージしてあげると少しずつですが、なんとおしっこが出ています。出なくなるまでひたすら優しくマッサージし続けました。ですが、対策しなければどうにもならないと思い、ペットフードを売っているお店を回りました。

すると、尿路結石用の療法食が売ってあるお店があり、とりあえず食べさせてみることに。ダメ元でしたが、すんなりおしっこが出るようになり一安心。しかし療法食を食べさせ続けるわけにはいかないので、ここでまた対策を考えてみました。

ここで思いついた対策が、

  • マグネシウム含有量の少ないキャットフードを食べさせる。(若い猫はマグネシウム由来の結石であることが多い)
  • ドライフードを与える際にフードを水でふやかし、強制的に水分をとってもらう

この二点を続けたところ、最初の発症から4年間、一度も発症することなく元気に生きています。

おしっこの量は前より断然多くなってしまい、ペットシート代が増しましたが…笑

最後に、私は二度目の時はマッサージしておしっこを出してあげましたが、必ず病院に連れて行ってあげてください。そして、たくさん運動させて、たくさん水を飲ませてあげるのが1番の対策です。どうしても水を飲んでくれないというときには、私のような方法で水を与えるのも一つの手だと思います。

3.猫の尿路結石症を予防するには

飼っている猫が尿路結石症になってしまいました。いつもよりもおしっこの量が少ないなと、感じることが何日か続いていて、ある時おしっこに血が混じっていました。これは大変だと思って動物病院で診てもらったところ、尿路結石症だったことがわかりました。もっと早く気がついてあげていればよかったです。

動物病院で治療をしてもらい、再発しないように獣医さんからアドバイスをもらいました。

尿路結石ができる原因は主に3つです。

①1つめは、おしっこの量が少なくなることです。

もともと砂漠に住んでいた猫は、水分摂取量が少なくても生きていけるように、濃いおしっこを作ります。おしっこが濃いと結石を作る原因となるミネラル濃度が高くなります。ストレスや運動不足などによる水分摂取量が少なくなると、尿路結石ができやすくなる原因となります。

②2つめは、おしっこの中のミネラルが多くなることです。

カルシウム、マグネシウムなどは結石を作る材料です。これらのミネラルがおしっこの中に濃くなると結石ができやすくなります。

③3つめは、おしっこがアルカリ性になることです。

結石の中のストルバイト結石はおしっこがアルカリ性に傾くとできやすくなります。尿路結石症を予防するためには、食事の管理が重要です。マグネシウムやカルシウムが多いと結石を作りやすくなるので、これらのミネラルの量に配慮した食事を与えます。尿路結石症のためのキャットフードは、マグネシウムなどのミネラル配合量に配慮されています。

ストルバイト結晶は酸性に溶けやすい性質があるので、おしっこを酸性にすることでストルバイト結石の予防になります。尿路結石症のためのキャットフードは、pHにも配慮されています。

水分をたくさん摂るようにさせることも尿路結石症を予防するために大切です。

猫はもともとあまり水分を摂らないので、ウェットフードを与えて食事から水分を摂れるようにします。ただし、食事がウェットフードのみだと食費がかさんでしまったり、歯垢が蓄積する心配があるので、与える量は獣医さんに相談してみましょう。

新鮮な水も常に用意してあげてください。

猫は不衛生なトイレでおしっこをしたがらないので、トイレは常に清潔にしておきましょう。猫の数プラス1個のトイレを用意しておくとよいといわれています。

獣医さんのアドバイスに従って尿路結石症の対策をしているので、再発はしていません。猫が健康に長生きできるように食事など気をつけています。

4.猫の下部尿路結石の原因と、その対策

最初に猫を飼い始めてから、早10年が経とうとしています。

その間、下部尿路結石で動物病院へ駆け込んだ回数…10回を越えます。治っても何度も頻発してしまうことの多いこの疾患にお悩みの飼い主様も多いのではないでしょうか。

まず、「下部尿路結石」とはどういった疾患なのでしょうか。

そもそも猫は水分摂取量が少ない動物です。猫の祖先は砂漠で暮らしていたため、喉の渇きに強い体になったのです。10歳を過ぎると喉の渇きをより感じにくくなるなどの要因もあり、結果として尿の濃度が高まり、結石が出来やすい状態になります。

また冬場は猫の活動性が低下し、更に水を飲まなくなるため、結石が出来やすい時期であるともいえます。

尿の濃度が高いということは、不純物(毒素)の濃度が高いということです。よって、尿の不純物をろ過するはたらきをする腎臓への負担がかかりやすく、猫は腎臓病になりやすいのです。

ただでさえ尿の濃度が濃いのですから、それが排泄されずに体内に滞留するということは体への負担が大きくなります。

下部尿路結石によって尿が詰まり排泄されなくなった場合、その状況が丸1日続くと多くは尿毒症を併発し、最悪の場合は死に至ります。この症状に主に罹患するのは、オスの猫です。オスはメスよりも尿道が狭く、結石が出来た際に尿道が詰まりやすいためです。

猫を飼われている方にとっては家族も同然の存在ですから、出来ることなら最期まで健康でい続けてほしいですよね。では、愛猫を下部尿路結石にさせない為に飼い主が出来る対策はなんでしょうか。

私の実体験としては、

まず1つ目は「トイレを清潔にすること」。

情けない話ですが、仕事の忙しさにかまけて数日清掃をサボってしまっていた時期がありました。

トイレが汚いと猫はそこでの排泄を嫌がり、部屋のいたるところで粗相をしたり、排泄を我慢して膀胱炎や下部尿路結石を引き起こしていたようでした。

また、排泄物で汚れた砂が泌尿器に触れて炎症を起こし、膀胱炎となってしまったこともありました。

そして2つ目は「療法食を与えること」。

治ってはまた再発、というのを繰り返した原因はやはりこれが大きかったのではないかと思います。

それまでは経済的なこともあってスーパーやホームセンターで売っているフードを買い与えていましたが、再発のたびに「フードは何を与えていますか」「療法食に変えた方がいいと思います」と獣医さんに何度も説得され、収入が安定し少し余裕が出てきたことを機に、療法食を与えることにしました。

以来、一度も下部尿路結石の再発はありません。

私が至らない飼い主であったために愛猫にはかわいそうな思いをさせてしまいましたが(本当にごめん…)、この2つを守ってさえいればもう大丈夫だろうと思っています。

繰り返す下部尿路結石でお悩みの皆様も、愛猫との末永い幸福な生活のために、トイレ環境と食事を見直してみてはいかがでしょうか。

4.猫が尿路結石になってフード選びで注意したこと「マグネシウム含有量の少ないエサ」

これからオス猫を飼う予定のある方はフード選びに注意したほうがいいです。フード次第で猫ちゃんが健康に長く生きられるようになりますので。

私は去勢済みのオス猫を飼っています。去勢をしてから肥満気味になってしまい市販の肥満猫用のフードをあげていました。そのときは猫の体型しか気にしていなかったのです。

ある日のこと、猫が今までに見たことのないような不思議な動きををするようになりました。立ったままお尻を少し下げて背中をうねらすように動かしたのです。そして何回もトイレに行くようになりました。トイレに行ってもオシッコは出ていないようだったので、オシッコが詰まったのかなと思い動物病院を受診させたところ、尿路結石と診断されました。オス猫は体の構造上、尿路結石になりやすいのだと先生が教えてくれました。その日は治療を受け、尿路結石にかかった猫専用のフードを動物病院で購入して帰りました。

一般のフードと尿路結石予防のフードではマグネシウムやリンなどのミネラル分の含有量に違いがあります。これらミネラルは結石の原因になるものです。ちなみに私が購入した尿路結石の猫用のフードはマグネシウム含有量は0.1%以下、リンも0.1%以下でした。

動物病院で購入したフードがなくなったあとは市販のフードを購入したのですが、選ぶ際はマグネシウム含有量を必ずチェックするようにしました。病院で購入したものと同じマグネシウム含有量0.1%以下のフードを選ぶようにしたのです。

マグネシウム含有量の少ないエサに変えてからは尿路結石になることはありませんでした。今のところ元気に過ごしています。

結石は人間でもかなり痛いので、ウチの猫も尿路結石になりかなり苦しい思いをしたと思います。初めのうちからマグネシウム含有量の少ないフードにしておけばよかったと後悔しています。これから猫ちゃん、特にオスの子を飼う方はエサ選びに気をつけてください。

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