【猫が癌になった時に見て!】治療費は?治った?余命は?痛み?安楽死は?治療しないのもアリ?

猫の病気

ここでは実際に癌になった猫を買ったことのある飼い主さんたちの経験談とアドバイスを紹介します。

「癌になった猫の治療費は?治った?余命は?痛みはある?治療しないのもアリ?」

など、不安な飼い主さんに少しでも参考になれば嬉しいです。

猫が癌になってしまった時の対応と心の準備

私は飼っていたマンチカン(7歳)を癌で亡くしました。

経緯

しばらく下痢が続いたため、病院で診てもらうことにしました。その時は腸炎と診断され薬をもらって様子を見ることになったのです。

しばらくしても、症状は治ることがなく、再度、病院で診てもらうことにしました。エコーを使った精密検査と血液検査の結果、癌の可能性があることがわかりました。そこで、専門的な施設のある病院でCTスキャンにより正確な状況を調べることになりました。

結果は、腸癌ということでした。画像では腸壁が膨れ上がり便の通り道が圧迫されてしまっている状態です。

獣医師との相談で手術により腸の一部切除をし、その後、抗がん剤治療を行なっていく方針にしました。

手術も無事終わり、便が出て餌を食べるようになったら抗がん剤治療に移るはずでしたが、食欲が全く戻らず、トイレに入って出てきては吐いてしまうようになったのです。

後になってわかったことですが、癌が急速に進行するときによく起こる症状だということです。

このときには、両方の腎臓に転移しておりどうにもできない状態でした。

体力が戻らないため抗がん剤も使えない状況です。

チューブで胃に直接栄養を送り込んで体力回復を待つ選択肢も提案されましたが、ものすごく苦しそうな姿を見てしまうとこの苦しみを長引かせる処置をすることはできませんでした。

最後は、苦しんでいる彼をさすりながら看取ることになりました。

現実的な問題

今回の癌に関する出費は50万円を超えたと思います。CTや手術、通院費、薬代、餌も高価なものに変わっていきました。

愛するものを何とかして救ってあげたいと思いましたし、そのためにできることはなんでしようと覚悟していました。

もし、抗がん剤治療まで行なっていたら100万円近く出費したと思います。

2018年現在は、猫の癌の根治は難しく対処療法しかない状態です。それを考えると、癌になってしまったら亡くなるまで莫大な治療費がかかることになります。現実的にお金の面を考えるならば、保険には入っておいたほうがいいと思います。

後悔と個人的な対処案

今回のことで最も後悔しているのは、安楽死を選択できなかったことです。

腎臓にも転移してしまったため、トイレの度に苦しそうに唸っていましたし、水以外に何も受け付けなり、衰弱していったにも関わらず、愛するものを眼の前に楽にしてあげる決断をくだせませんでした。

この先どれくらい苦しむのかわからない状態で、まだある命を終わらせる決断は、経験がないと難しいのだと、今ならわかります。

今なら、癌が急速に進行して辛そうに吐くようになった段階で安楽死を選択すると思います。

現実的なお金の問題、看取る方の体力、そして何より本人の苦しみを考えて安楽死を選択することが、個人的に導き出した対処方法です。

病気になった時の治療方針を考えておくことが大事です

私は現在猫を2匹飼っているのと、子どものときから実家でも多くの猫と暮らしていました。合計だと10匹以上の猫を飼った経験があります。

その中で困惑することが多かったのは、「猫が病気になったとき」です。

例えば喧嘩での怪我や、雄猫に多い膀胱炎などは、動物病院に行くことで治るので良いのですが、問題はもっと重篤な病気になったときです。

猫も人間と同じで若い頃は健康ですが、だいたい10歳を越えると様々な病気にかかりやすくなってきます。腎臓病や心臓病、そして一番多いのは”“です。

猫は自分で症状を伝えられないので、癌が発見されたときは食欲がなくなったり、元気がなくなっていたり、すでにかなり進行していることが多いのです。ただ場合によっては手術ができる場合もありますし、抗がん剤などを使って治療することもできます。

私たち家族も猫は家族の一員なので、出来る限り治療をすることを選択していました。癌の手術もしましたし、抗がん剤治療も受けたこともあります。しかし猫は当然治療は嫌がるものです。きっと「病気を治すため…」という理解がないまま、頻繁に病院にいくことはきっと苦痛でしかないのでしょう。

ある猫は心臓病の持病を持っていて、その病気は手術はできなかったので、薬を毎日飲んでいました。そのため頻繁に病院に行くので、足に肉腫が見つかり手術もすることになりました。しかし何度も再発をし、手術すること3回で最後には足を切断するまでなってしまいました。その後内臓も癌になってしまい、抗がん剤治療を受けたり、およそ10歳~亡くなる17歳まで病院に通い詰めることになりました。

その分、長生きはできましたがその闘病が猫自身にとって良かったのかどうか…ということを考えると後悔が残りました。

その猫の闘病経験以降、家族で話し合い大病にかかってしまった猫は緩和的な治療のみを受けることにし、治る可能性が少ない場合、手術などはしない方針にしました。

そのようにすると猫たちの最後は、亡くなるの一週間くらいのみ食べなくなり、眠ることが多くなり、徐々に老衰していくような穏やかなものになりました。それでもだいたい15~16歳くらいまでは生きる猫が大半でした。このことでむやみに治療を受けない方が、猫の生活の質を保つことになると実感し、方針は正しかったと思えました。

若いうちは健康で、動物病院は年1の予防接種のみという場合が多いのですが、猫も必ず高齢になり病気にもなります。そのようなときにどのように対処していくか…ということを、元気なうちから考えておくことをおすすめしたいです。

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