【メス猫でも避妊手術をしてあげて】私の雌猫が乳がんになり後悔しています!

猫の病気

愛猫の乳がんが肺に転移した体験談です。

雌猫の乳がんは非常に予後が悪く、手術をしても再発を繰り返します。

うちの場合は、しこりがまだ米粒ほどしかない、ごくごく初期に気づいて、すぐさましこりのある側の乳腺を全摘する手術に踏み切りましたが、再発はあっという間でした。反対側の乳腺も全摘。それでも2か月後には妙な咳が始まり、肺への転移が告げられました。もう打つ手はない、もって2か月だと。

15年間、まったく病気知らずの健康な子でした。それがさいごのさいごに、こんな苦しい思いをさせてしまうなんて…。

すぐに呼吸が苦しくなり(肺に水が貯まるのだそうです)、私は愛猫が少しでもラクになるように、頭を高く保てる枕を作ったり、ペット用の酸素室をレンタルしたり、登山用の酸素ボンベを購入して吸わせたり、ありとあらゆることをしましたが、ついに食事をしなくなり、苦し気な呼吸のまま、ある日旅立ちました。すべてが発病からわずか数か月間のできごとでした。

最愛の相棒を失い、しばらくはまさに抜け殻状態だった私も、15年間の楽しい思い出に支えられて、どうにか前を向こうとしています。でも…。
ひとつだけ、ものすごく後悔していることがあります。幼い時に避妊手術を受けさせなかったこと、です。

「最初の発情までに避妊手術がしてあれば、猫の乳がんは9割がた防げる」と獣医に言われた時の衝撃は、今思い出しても息が苦しくなるほどです。たしかに、うちの子もサカリの激しさに手を焼いて最終的には手術を受けさせましたが、すでに生後5年が経過していました。

とてもいい子だったので、私は彼女の子供が欲しかったのです。だけど血統書なんて無縁の拾った日本猫でしたから、お婿さん探しは難航しました。オス猫のマーキング(おしっこ)の臭いは非常に不評ですから、男の子はたちまち去勢されてしまうらしいのです。お婿さんの資格というか能力をもった男の子を探し出すのは本当に難しくて、やっと探し出してもうちの子と相性が悪く、喧嘩になってしまう。血統書付の高級猫の「種つけレンタル」も検討しましたが1回20万円と聞いて腰が引けてしまいました。

今思えば、本当にバカなことに時間を費やしていたと思います。子供なんか産まなくても、あの子さえ長生きしてくれたら、たとえお別れは避けられなくても穏やかな最後を迎えさせてあげられたら、それで良かったのに、と。

避妊手術に反対する人がたくさんいることは知っています。もって生まれた能力を人間の勝手で奪うなんて、とか、病気でもない子の体にメスを入れるなんて、と言われれば、私もそうかなと思っていました。

でも、早期に避妊手術を受けさせておけば、未然に防げる病気は乳がん以外にもたくさんあります。本人も、当てのない性的ストレスに苦しめられることなく毎日を平穏に過ごせます。ただでさえ人より寿命がとても短い猫ちゃんだからこそ、少しでも長く快適に一緒にいるために、私は新しく猫を飼う知り合いがいると、避妊手術を強く強く勧めることにしているのです。

猫の乳がんの手術、避妊しとけば良かった

先代の雌猫が12歳だったころ(避妊手術未でした)、スキンシップとしてたまにやっていた猫のお腹の匂いを嗅いだとき、腹部に大きめのボタンくらいのしこりがあることに気付きました。

その先代猫は市の里親募集で生後1ヶ月で我が家に迎えましたが、私にしか懐いておらず(家族は他に夫)、スキンシップも私1人でほぼ行うような感じでしたので、それもしこりがここまで大きくなっても気付かなかった要因かもしれません。また、他に感じる異常はありませんでした。

今まではどこからか落ちて軽く怪我をしたりだとか、膀胱炎程度の病気はありましたが、その他の猫の病気には無知で、しこりに気付いたときに怖くなってすぐ近くの動物病院に電話し、その日のうちに受診しました。

診断は乳腺腫瘍で、シニア猫であることや避妊をしていないことなどが発症の確率をあげていることなどを聞きました。乳腺腫瘍は悪性がほとんどで手術を受けて摘出しましょう、と言われましたが、避妊手術すら受けてない猫に摘出手術か~とそのときは正直思いました。避妊手術を受けなかった理由は、一度は出産して、先代猫と血が繋がった猫を飼い続けたいという勝手な飼い主の思いからでしたが、今思えば本当に悔やまれます。

手術に関してはそのように色々思うところがあったので、インターネットで調べ、摘出手術を受けず腫瘍と共存した猫の記事などを見てみました。

その記事では、腫瘍と共存するというのは、外科的治療を行わないのはもちろん、抗癌剤の使用などもないですから、本当に病気の進行を隣で見続けるしかなく、どんどん大きくなる腫瘍と、それに伴う猫の衰弱などが書かれており、それを見た夫と相談し、結果はどうあれ手術をして、できれば完治して長生きして欲しい!と覚悟をきめ手術をお願いしました。

乳腺腫瘍は小さいのも含め3つあり、手術で全部取ってもらいました。乳腺腫瘍は肺と近いことから転移の可能性もあることから定期的に胸部レントゲンを撮ってもらっていました。

乳腺腫瘍に関しては経過が良く過ぎていきました。異常に気付くためには日々猫の体に触れて異変がないか気にかけることと、避妊手術は受けたほうが、そのほかの病気を予防するためにもいいことじゃないかと思います。

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