慌てず正しい対処法を!車の交通事故で瀕死の重傷を負ったチコの症状と治療の体験談

猫の病気

今から7年ほど前のお話しです。

当時、我が家は棲みついていた1匹の猫から次から次へと子猫が生まれ、既に20匹近い猫の数になっていました。その中の一匹が今回お話しするチコです。争いを好まず、いつ見ても子猫や大人の猫の体を舐めて一日を過ごしていた穏やかな性格の猫、あの頃のチコはそんな印象が強く脳裏に焼き付いています。

どこにでもいるような雑種のオス猫で現在8歳になります。チコが元気になり、今、私の傍で気持ちよく眠っていることが信じられない位、あの日の出来事は私に大きなショックを与えました。

同居する高齢の自分の両親のためと、子供のない私たち夫婦の将来も考え、夫は築50余年の家を大きくリフォ―ムすることに決めました。

庭中に業者が運んできた大きな木材が散乱して、足の踏み場もないくらいの状態だったんです。その日、私は午前中に届いた郵便物を手に、材木の間をすり抜けて家の方へ向かっているところでした。弱々しく鳴く猫の声が何処からか、かすかに聞こえた気がしました。足元の巨大な1本の材木にふと目をやると、度肝を抜く驚く光景が目に入って来たんです。

そこには無残な姿のチコが力なく横たわっていました。左足は見る影もなくことごとく潰れ、右足も出血して大きく損傷していたんです。何が起きたのか混乱する頭で平静さを欠かないように、するべきことを考えました。

先ず、急いで夫の勤務先に電話を入れ、チコに水を与えたんです。

凄い暑さでした。恐怖に震えるチコの体をブランケットに包んで抱き上げ、安全な日陰に移しました。夫の帰宅と同時に動物病院へと急いで車を飛ばしたんです。一刻の猶予もない、そんな気がしていました。

検査後、チコの左足は根元から切断を余儀なくされ、命の保証もできないと獣医から告げられました。まさに瀕死の重傷だったんです。損傷の酷さから車での事故が推定されると言うことでした。

そうすると、かなりの距離にある車道から重傷を負った体で、我が家へ戻って来たことになります。その様子が脳裏に浮かび、涙が溢れて止まりませんでした。幸い、チコは大手術を乗り越え、その後の長期の治療にも耐えてくれたんです。

今度は私の大事なペットとして戻って来てくれました。残った両方の前足と、後ろの1本の右足を巧みに動かし、歩いたり、走ったり、しっこやうんちも上手にできます。危機一髪で病院に連れて行き、緊急手術を行ったこと、又、水を飲ませたり、ブランケットに包んだりした咄嗟の行動も、チコの命を救った大きな要因だったようです。

自分の猫ちゃんが車の事故を始め、様々な出来事で傷を負ってしまった場合は兎に角、落ち着いて行動することがとても大事です。

それと、もし近場に信頼のおける動物病院があればいいですが、無ければ、ネットの口コミやランキングサイトから評判の良い所を数か所候補に挙げ、電話番号や営業時間、場所などを前もってメモしておくと、緊急時に慌てずに済みますよ。大事な猫ちゃん、守ってあげられるのは、飼い主であるあなただけです。

忘れちゃダメ!病気やケガの時の猫ちゃん、心のケアも大事です。

今では3本脚で歩くことも、トイレでしっしやうんちをすることにも慣れて、すっかり元気になったオス猫のチコ。

交通事故での瀕死の重傷から回復するまで乗り越えなければならない幾つものハードルがチコにも、また、私たち夫婦にもありました。命の保証はできないと医師から告げられるほど悲惨な状態だった事故当時のチコ。

しかし、周囲を驚かすほどの強い生命力で、私たちの元へ戻って来てくれたんです。動物病院のスタッフの話しでは、手術中もしかり、その後の治療の過程に於いてもまるで全てを医師や看護師に委ねるように、チコは声一つ発することなく、ただ、横になってやり過ごしていたそうです。

ケージの中で横たわるチコを目にした時、私は“よく頑張ったね、いい子だね”と、言葉を掛けてあげました。

自宅へ連れ帰った際、傷口を舐めないように首に付けられていたのはコーンと呼ばれるプラスチック製のプロテクター。左脚は付け根から切断された上、ひどい傷を負った右足も包帯でぐるぐる巻きでした。体のあちらこちらに大小の痛々しい事故の爪痕が残っていたんです。そんなチコの変わり果てた姿に、大変なショックを受けたのを今でも鮮明に憶えています。

チコは傷が完治するまでの間、コーンを首に付けていましたので、柱やタンス、椅子、ゴミ箱などにまともにぶつかってしまい、歩くのもやっとだったんです。そんなチコの後ろを付いて歩きながら、安全な方向へ体を動かしてあげたり、トイレの際は体を支えてしっしやうんちをさせたりしました。また、食事時だけはコーンを外し、終わったら再び、取り付ける、そんな繰り返しの日々でした。薬の服用や傷の手当てなども全然、嫌がることがなかったチコ。

只、事故の悪夢が蘇るのか、頻繁にベッドの下に潜ったり、家の奥の柱の陰に隠れたりするようになってしまったんです。怯えていたのでしょうね、呼んでも姿を見せくれない日が続きました。それでも根気強くチコの名前を呼び、声掛けを絶やしませんでした。顔が出て来る度に頭を撫でて、いい子だね、とキスをし続けました。

病気やケガの猫ちゃんは、体のみならず、精神的にも弱っている筈です。どんな時も叱らずに、とにかく声を掛けて安心させること、一緒にできるだけ過ごしてあげることが大事だと思います。現在のチコは私の言葉を理解し、口笛を吹けば家の中のどこからでも甘えた声で、すぐに走って来ます。

おまけ①:猫ちゃんの首周りの肌トラブル!もしかして首輪が原因かも

ペットのチコは大事故で左脚を根元から切断した以外、今まで殆ど病気になったことはありません。無添加のキャッツフードやフロントラインでノミの駆除などを中心に、チコの健康を最優先したケアをいつも行うようにして来ました。子どものいない私たち夫婦にとって、チコは本当の我が子のような大切な存在です。そのため、少しの異変にも過剰に反応してしまうことがよくあります。

先日、チコが余りにも首の周辺を痒がる素振りを見せるものですから、首輪を外して見てみたんです。驚いたことに、首の周りの皮膚の部分がぐるりと毛が抜け落ち、薄いピンク色の肌が細い一筋の線のように、むき出しになっていたんです。一週間ほど前に体を洗った時は、何の異常も見つかりませんでした。ただ、毎日、首輪をしたままでブラッシングを行っていた所為で、それ以降に発症していたかも知れない皮膚のトラブルを見落としてしまった可能性がありました。

考えられる原因は、革製の首輪が汗などで蒸れ、菌が繁殖して肌トラブルを引き起こしたのではないかと言うことです。酷ければ、すぐにでもかかりつけの医者へ連れて行くところですが、今回は首輪を外した状態で、暫く様子を見ることにしたんです。特に状態が悪化することもなく、毎日少しずつ回復の兆しが見えて来てほっとしています。革製の首輪は丈夫で見た目も高級感がありますが、汗や湿気などの水分の影響を受け易く、バクテリアの発生を促進することが分かりました。

夏場の暑い時期も一日中、室内で過ごす大切なペットの猫たちを、チコのような首周りの肌トラブルから守るためには、時々、首輪を外して湿気を取り除き、清潔に保つと同時に、皮膚の状態が正常かどうかにも注意を払うことがとても大事です。また、場合によっては抗菌や消臭などの効果が期待できる、例えば光触媒加工の柔らかい布製の首輪に切り替えたりするなど、日常的な少しの心掛けで猫ちゃんの肌トラブルを未然に防止するようにしましょう。

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その後のチコ。ストレスとアレルギーが出た原因は?

オス猫のチコはそれまで交通事故で左脚を切断した以外、殆ど、ケガや病気らしい病気も経験してはいません。チコの少しの異変も見逃さず、動物病院との連携で手厚くケアして来た夫のチコへの愛情は、もしかすると私に対するものより、ずっと深いと言っても過言ではないと思います。

夫はチコ専用の真新しいキャビネットを一つ手に入れ、その中に猫に関する様々な書物からシャンプーなどのケア用品、形状の異なる被毛用のブラシ、チコのネームが入った清潔で可愛いコットンタオルまで、きちんと保管しているんです。

また、コーンなどのプロテクターや、気に入ったものが目に留まるとすぐに購入する首輪も、今ではコレクター並みの数の多さで、キャビネットを開く度に、驚かされる私です。兎に角、どうしようもなく、チコにぞっこんの夫に、トイレの掃除や食事以外は安心して世話を任せています。

そんな健康優良児のチコの様子が気になり出したのは、夫が二週間、野暮用で家を留守にした先週のことです。

頭や首、耳の周辺をやたらと痒がるようになったんです。

ノミは夫が徹底的に駆除していましたので、その原因は考えられませんでした。もしかすると、夫がいない寂しさから情緒不安定に陥っているかも知れない、と単純に思っていました。ですが、いつの間にか毛が抜け、地肌がうっすら見えるなど、徐々にひどくなっていったんです。その上、体中を頻繁に舐める行為も、舐めて清潔にする、そんな猫の習性だけでは割り切れない何か不安を感じていました。

実は夫の留守時にご近所さんが入院することになり、キャッツフードと一緒に2匹の猫を我が家で預かったんです。チコにも2匹の猫と同じ食事を与えていました。それを電話の向こうの夫に伝えると、多分、キャッツフードがチコの体に合わず、アレルギー性の皮膚炎を引き起こしているかも知れない、そして2匹の猫もチコのストレスになっている可能性がある、この2つを指摘されてしまいました。

夫の指示を仰ぎ、先ず、2匹の猫をケイジに入れてチコから離し、階下の別の部屋へ連れて行きました。そして、食べ物を従来のキャッツフードに戻すと同時に、キャビネットの中のスプレー式の皮膚病の薬をチコの地肌に直接、馴染ませるやり方を毎日、2回続けてみたんです。強い抗炎症作用のあるこの化粧水は、犬猫を始めとした小動物用の皮膚病に、効果が期待できるとされる温泉成分100%のものです。防腐剤やアルコール、添加物なども入っていませんので、安心して使うことができます。夫が帰宅して以来、チコの皮膚のトラブルも、漸く少しずつ改善して来ています。体を舐めることはなくなりました。

新しいキャッツフードを与える時はアレルギー成分が含まれていないか、その内容を確認したり、また、猫を預かる必要が出て来た際はケイジに入れ、他の部屋で世話するなど、自分の愛猫にストレスを感じさせない配慮が必要ですよね。