繰り返す猫の肛門嚢胞という病気は日々のお尻チェックが大切

猫の病気

肛門横の4時と8時の方向に肛門腺という臭い袋があり、通常であれば排泄時に少しずつ中の液体が分泌されます。しかしそれが上手く機能せず液がどんどん溜まっていき、中で袋が巨大化していってしまう肛門嚢胞という病気があります。

犬によく見られる病気で猫ではあまり表れない症状らしいのですが、猫の食欲が落ちて熱も出てきてしまい、ぐったりしている様子から身体のあちこちを触って異常がないか調べたところ、不快感からか一生懸命舐めていたのか肛門脇の毛がハゲており、中で化膿して皮膚が黒ずんでぷっくりとしていました。慌てて病院に連れて行ったところ、病気が発覚した次第です。

最初にこの病気が出たのは、猫が7歳頃のことでした。まだ若かったので詰まってしまった左側の肛門腺を除去する手術を受けたのですが、手術自体はすぐに終わり、1泊入院して帰ってきた猫のお尻を毎日消毒する程度で、1ヵ月ほどで傷口も塞がりました。

ただ、肛門腺が詰まりやすい体質なので、様子を見て残っている右側の肛門腺の分泌液を定期的に搾り出してあげてくださいといわれ、それからはケアの方法を教えてもらって実行しています。

肛門を両脇からグッと摘んで液を搾り出すのですが、非常に臭い白い膿のようなものが出てきます。犬の場合にはトリマーがシャンプーの仕上げにこの肛門絞りをすることもあるそうです。

仕方がないとはいえ、急所であるお尻を絞る時には猫が非常に嫌がります。ケアの後にはしばらく機嫌が悪いのも心が痛いですし、何といってこの液が臭くて仕方がないので、服につくと洗ってなかなか落ちないのが厄介なところです。

ただ、ケアをしていてもどうしても出し切れない液が溜まってしまうらしく、5年ほど経ってから今度は右側の肛門腺を詰まらせてしまいました。しかし、早期に発見して酷くならないうちに病院に連れて行けたので、皮膚に穴を開けて膿を搾り出す処置で済んだのは幸いです。

年を取ってからは半年から1年に1回のペースでお尻が痛がる素振りを見せるので、その度に穴を開けてもらっていますが、悪化する前に連れて行けるように毎日お尻の様子のチェックを欠かせません。

体質なので上手く付き合っていくしかなく、猫がなるべく苦しい思いをしないように注意しています。